排泄について
脊髄を損傷すると、体には障がいが残ることがあります。
RYUは損傷した部位より下の体の運動機能が失われました。おへそから下ぐらいがまったく動かせず、感覚もありません。この障がいの出方は、同じ部分を損傷していても人によってそれぞれです。
RYUのように完全麻痺の場合もあれば、感覚はあるけれど動かすことは出来ないとか、少しなら力を入れられるとか、麻痺の部分が体にまだらにあるとか。
そんなRYUが歩けなくなったということよりも大変だと感じているのが、排泄。
感覚がないので、おしっこしたい!とかうんちが出そう!という体からのサインがわかりません。さらに、体が麻痺しているので出そうだからと我慢することも出来ないし、自分で出すということも難しい。
なので、時間を決めてトイレに行き、道具を使って排尿する「自己導尿」という方法で排尿をしています。
<基本的な導尿の手順>
手と陰部を洗浄綿などで消毒する。
↓
カテーテルに潤滑液をつけて尿道に差し込む。
↓
排尿する。
↓
カテーテルを抜き、手と陰部を消毒する。
以上がRYUが教えてもらった導尿の仕方です。これは病院やドクター、道具の違いで変わってくると思います。
排尿するための管のようなものはカテーテルと言います。カテーテルにはいろいろな種類があるので、こちらでご紹介したいと思います。
こちらが退院するときにRYUが使っていたカテーテル。 筒の中には消毒液が入っていて、だいたい3日に1度くらい消毒液を交換して、1ヵ月使用可能のもの。 カテーテルの太さや硬さが選べます。 写真は(株)DIBインターナショナルさんよりお借りしました。 |
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こちらは間欠式バルーンカテーテルと言って、定期的にトイレに行くことが出来ないときに使います。 RYUは使ったことがないので、詳しい使い方がわからないのですが。 このカテーテルを尿道に留置(入れたまま)にしておくことで、長期間トイレに行かずにすむようです。 また、足元につなげるレッグバッグという尿バッグと連結すれば、かなり長時間持ちそうです。 写真は(株)DIBインターナショナルさんよりお借りしました。 |
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次に使ったのが、こちらのカテーテル。 これは使い捨てのカテーテルで、消毒液はついていません。 なので、キシロカインゼリーと言う潤滑液をつけて使っていました。 |
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こちらが今使っているカテーテル。 手のひらに収まる小さいサイズで、中には密閉された消毒液のパックが入っています。 使う前にはそのパックをつぶして消毒液を出して、カテーテルを消毒してから使います。 |
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ちなみにこちらが現在使っている、手と陰部を消毒している洗浄綿。 普通に薬局でも購入できます。 中は消毒済みコットンが、二枚ずつパッキングされています。 |
これ以外にもいろいろと道具があるようです。排泄は脊髄損傷者にとって命にもかかわること。
通う病院が使っているメーカーを勧められることが多いかと思いますが、疑問に思うことがあればいろいろと聞いて、試行錯誤することが大切だなぁと思います。
出来るだけ安全で、適正に、そしてなにより面倒すぎない、というのも大切なことのように思います。
また、価格もいろいろですのでそこもきちんと確認したいところです。
使い心地など、詳しいことはお気軽にメールしてください♪
★カテーテル器具LINK★
うちが使ったことのあるメーカーさんのみですがLINKしておきます。
★DIBインターナショナル | ★TERUMO |