家のリフォーム

RYUが退院するために、ちびうさの実家にお世話になることになりました。
昔ながらの和風家屋でバリアフリーとは程遠い家でした。
ただ、この先もずっとこの家に住むわけではなかったので、さしあたって必要なお風呂とトイレ、部屋の改装が主です。
駐車場から家に向かう間には細かいじゃりが敷き詰めてあります。
初めはなんとか車椅子でも行けるだろう、漕ぐのが大変だけどリハビリだと思ってガンバレ〜!と、何もしていなかったのですが・・・。

いざ、通ってみると車椅子の前輪(キャスター)が細かい砂利に埋もれてしまい、すごく大変!!

・・・・というわけで写真のようにコンクリートを打ってもらって通り道を作りました。
うなぎの寝床状態の家なので、玄関までずーっとコンクリートの道が続きます。
玄関への段差はスロープで。
大工さんが木で作ってくださいました。
ただ、雨にこのまま濡れ続けると腐ってきちゃうんじゃないかとドキドキしています。

玄関の中は60センチほどの高さの上がりかまちがあります。そこは、まったく改装をしていないので、一度車椅子から上がりかまちに乗り移り、車椅子を持ち上げて自分の後ろまで持って行きます。そして床から車椅子に腕の力だけで登ります。

仕事に行くとき、帰ってきたときにこの動作をするのでなかなかいいトレーニングになっているらしく、RYUの腕はどんどん太くなっています・・・。
トイレです。もともと昔ながらの男女別になっているトイレだったので、広さはあったのですがそれプラス、横に有った廊下と手洗い場をひとつの部屋にしてもらい、新しくトイレと手すりを付けてもらいました。

広さとしては車椅子でくるくる回転できるくらい広いです。

RYUの場合は両サイドに手すりがないとちょっと厳しいです。あとは、導尿の道具を置くちょっとした棚があると大変便利ですが外の障害者用トイレはあまり無いですね〜★
お風呂です。床の高さを上げるために取り外せるカラリ床を置いてもらい、浴槽の横に手すりを付けてもらいました。

手すりの高さなどは入院中にリハビリ室にあるお風呂のところで力が入れやすい高さをOTの先生に測ってもらって取り付けました。
浴槽と壁の間はもともとは掃除道具などを置けるように空いていたのですが、そこをコンクリートで浴槽と同じ高さまで上げてもらい、湯船に入るときにRYUが座れるようにしてもらって、手すりも付けました。

入るときにはカラリ床やタイルの上にお風呂マットを敷いてお尻を痛めないようにしています。
しかし、このカラリ床、床の裏側に髪の毛とかがついてしまうんです。
そしてひとつひとつの床がすごく重いので、お掃除が大変です・・・。

最初の頃は過保護になってしまって、段差を少しでもなくそうと必死でしたが、今となってはこれくらいの段差はへっちゃら。
カラリ床、なくても平気になってしまいました・・・。
この他には、部屋を一部屋いただいて、フローリングを敷いてもらい、入り口の段差には小さなスロープを置きました。
この家には退院後、2年くらい住まわせていただきました。おかげで今でも気にすることなく実家に帰ることができます。

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