車について

足で運転が出来なくなってしまったRYUは手で運転するための手動装置付きの車に乗ることになります。なので今までの免許では運転することが出来ません。
運転免許証の書き換えが必要となります。

免許の書き換えに行く前に入院していたOTとPTの先生に協力してもらい、車へのトランス(乗り移り)と車椅子の積み込みを練習させてもらいました。
しかし、実際に行ってみるとトランスはともかく車椅子の積み込みはしなくてもオッケーでした。各県で免許センターでの手続きは違うと思いますが・・・。

三重県では障害はどのようなものかとか、どういった機能が残存しているかといった問診と、ゲームセンターにあるようなモニター付きの車の模型のようなものにトランスして、片手でハンドルを回す力があるかとかをモニターに映し出される映像に合わせて実際にハンドルを回すといった実技を行いました。いわゆる適性検査ですね。
それに合格したら(たいてい大丈夫です)、免許の条件等の欄にAT車の普通車に限る、普通車はAT車でアクセル、ブレーキは手動式に限るという項目が書かれて終了です。
実際に手動装置付きの車で行動を走ったりなど実地訓練はなしだったのにはちょっと驚きました。

次には車です。今まで乗っていた車は運の悪いことにミッション車でした。なので今までの車は売って新車を購入。
購入はその前に知り合いになっていたバスケチームのコーチが車関係のお仕事についていたので、購入から手動装置のことまで、すべてお任せしました。
手動装置の補助に必要なことなども詳しく教えてくださいました。いよいよ車購入!乗り移り方を写真付きでご紹介します。
これが手動装置です。つっかえ棒のようなものでアクセルとブレーキにつながっています。

見にくいですが、下のほうにある細い黒い棒はハンドブレーキです。

この車は足で踏み込むフットブレーキタイプだったので、それにも棒をつけて、棒を下に押し下げるとブレーキ、一度押し込んで上げるとブレーキ解除になります。
まずは車の中に足を乗せます。
お尻を徐々に前に出しながら車のもち手を掴みます。
体操選手のようですね〜、懸垂の要領でよじ登ります。
(この乗り方、若い今なら平気だけど、年とってきたら無理ですね〜)
無事乗り込んだら次は車椅子!
クッションを取って車椅子をたたんだら写真のように持ち上げます。
ブレーキを解除して持ち上げるので、おなかの上を転がすような感じで中に積み込みます。
おなかの上を通して車椅子を助手席の後ろに乗せ上げます。
これで終了です。降ろすときはこれを逆に行います。

※現在は降ろすときに後ろのドアを開け、そのまま後ろのドアから降ろすようにしています。
やはり普段乗っている車椅子とバスケ用の車椅子を乗せるためには大きな車が必要ですね。
ト○タのア○ファードという車です。

スポーツをするとなると、スポーツ用の車椅子と、普段乗る車椅子、さらには荷物を載せるのである程度の大きさの車が必要になってきます。
こんな感じで、結構力技で乗り込んでいます。こんなに車高の高い車でなければ、並行に乗り移るだけですむので、ここまで大変ではないと思います。
手動装置はたいていの車に取り付けることが出来ます。我が家はニッシン自動車というところで取り付けてもらいました。
また、福祉車両にはRYUの実家にある、助手席が電動で降りてくるタイプの車や、車椅子ごと乗り込めるものなどがあります。福祉車両でいろいろと調べてみるとたくさん出てくると思います。

なにかご質問等ありましたら遠慮なくメールでお問い合わせください。

★車関係LINK★

ニッシン自動車 TOYOTA  

inserted by FC2 system