お風呂について

RYUのように脊損などで体に麻痺部分がある人間は、入浴するのも一苦労です。しかも、健常者でも怪我をすることが多い浴室ではかなり注意が必要となります。
入浴の際に落下したりタイルなどでお尻に怪我をしてそこからジョクソウになってしまったという話を何度か聞いたことがありますので、充分に注意したいところです。

入浴するために、少しでも安全かつ楽に入れるように様々な介護用品が開発・販売されています。
RYUが実際に使っているもの、またこちらのHPに来ていただいた方々から教えていただいたものなどをまとめてみました

家の改装のページでも紹介していますが、まずはうちのお風呂です。

もともと洗い場と湯船はこれくらいの高さがありました。
だいたい35センチ弱ですね。


そこに、TOTO商品のカラリ床で洗い場の高さを底上げします。
写真のように4つのパーツに分かれていて、斜めだった洗い場に合わせてそれぞれのパーツの高さを調節して、
カラリ床がまっすぐになるようにしてあります。

この調節はすぐに出来るものではないようです。

みにくいですが、矢印の部分に髪の毛などが絡みついてしまうので、週に一度くらいはこうやって床を上げて掃除しないといけません。結構大変・・・。

ひとつひとつがかなり重いため、RYUではとても掃除できないですね〜(^-^;
4つのパーツを全部敷き詰めると、洗い場から湯船まで20センチほど。

四角く囲われた部分はもともとなにもない、掃除道具置き場でしたが、タイルで今のように座れるようにしてもらいました。

ここに、発泡スチロールのお風呂マットを敷き、手すりを使っていったんここに座ります。

それから、浴槽のほうに向き直り、足を湯船に入れてから浴槽に入ります。
これは引越しした先の新しい家のお風呂場です。

ユニットバスに、大工さんが木で作ってくれた椅子を設置して、座れるようにしました。
車椅子で中まで入り、椅子に移ってバスタブに入ります。

体を洗ったりするのは手すりを使って洗い場に下りて洗っています。
RYUは上半身の力が強いので、今のところ問題はないですが、年を重ねてしまったらちょっと大変かもしれません。

同じ脊損のお友達のおうちは、洗い場自体が車椅子の高さまで上げられていて、車椅子から洗い場に乗り移りやすいようになっていました。
それだと床から車椅子と言う乗り移りがなくて、大変さがかなり軽減されると思います。

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